温度管理の自動化で農業を効率化

最近話題になり、普及しつつあるITと農業の融合において重要な役割を果たす温度管理。

こちらも勿論自動化の波が徐々にではありますが来ています。ビニールハウスの随所に温度計を設置しその気温の数値をもとにエアコンを部分的に管理することで常に季節に合わせた一定の温度に保ち、エアコンを直接運用するよりより効果的に管理することができるようになっています。また、寒冷地では雪などの影響が出やすいことからエアコンとは別に重油を用いたボイラーの運転についても温度センサーからの情報を用いて適切に行うことで、電力のみでの管理に比べコストダウンを図ることもでき、作物の値段に対しての育成に必要な費用を抑え、収益の増加につなげてくれるようになっています。

温度管理と同時に湿度の管理も行うことでカビなどから作物を守ったり、風通しも管理することができるようになっており、自動化にさらに全力をつぎ込むと土の温度管理や栄養分の管理も自動的に行ってくれるようになります。土と水と空気を自動で管理してくれるようになっているので私たち人間がするべきことは作付けと収穫が主体となってきます。

植える、収穫する以外にはシステムが正常に動作しているかどうかをチェックするくらいの作業量となるため若い世代の農業の参入も見込めるほか、重労働が少なくなっているので参入してもすぐに辞めていくという悪い循環を断ち切れるのではないかという期待が寄せられています。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *