我が国のHACCP義務化の導入について

HACCPは、通称ハザップと呼ばれる食品製造過程などを管理するシステムで、世界共通にするという必要性から生まれたものです。

なぜ世界共通の認識が重要であるかというと、世界中の消費者が同じ基準でつくられた食品を口にすることが出来れば安心です。一つの国の中でも違う基準があることもあり、各製造工程において衛生面や品質面の過程を統一する上での指針を設けたました。2018年に国会でHACCPの義務化を含めた「食品衛生法」の改正案が承認され2020年度から対象となる企業は、HACCPに基づく管理を実施することになるのです。

規模を問わないでHACCPを取り入れることが必要とされますが、従来取り入れていたのは約3割の大企業が中心でした。中小企業にとって費用負担などがかかってくることになります。義務化の対象になる企業は、フードチェーンを構成する食品の製造・加工・調理・販売などの食品を扱う企業はすべて含まれることになるのです。

食品衛生法では、営業をするのに許可を必要とする業種が34ありましたが、今回の改正が決まったものではHACCPは、許可を必要としない業種すべてに適用されるのが特徴になります。規模に関わらず食品関連事業者は、考え方を理解しその制度を導入していかなければならなくなるのです。そのためにガイドラインを作成して食品を仕入れて、お客様の手に渡るまで責任を持って監視・管理して扱うことが義務付けられたのです。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *