日本では2000年以降、連日30度を越える日々が続くようになりました。
さらに21世紀に突入してからは各地で40度という赤道付近の地域と同様の暑さになる日もあり、酷暑という言葉が夏を代表するようになっています。ニュースや新聞では室温管理と熱中症予防を訴えるほどで、エアコン機器が生活必需品のひとつとしてあげられます。エアコンを備えていても温度設定をしっかりとおこなわないといけないので、温度計センサーの需要も高まっているのが現状です。
温度計センサーとは赤外線を利用して室温を観測する機器であり、一般的な温度計とは違って設定している室温を越えるとアラームで知らせてくれます。これにより、人々は客観的に室温を把握して、熱中症にならないように室温を管理できるという訳です。
この温度計のセンサーの設置を推奨しているの、介護施設です。例年、熱中症で搬送される方々の多くが高齢者であり、代謝機能が低下していることで暑いと感じにくくなっています。高齢者がいる施設では、約25度の室温が快適な空間であると厚労省も見解を出しており、この室温を維持するためにも温度計センサーと設置は大変重要となります。設置場所は利用者全員が集まる食堂・娯楽室、そして個室など数多くの場所になりますが、センサーは1個あたり1500円程度で家電量販店やネット通販で手に入ります。人による直感で室温管理をするよりも、機器による客観で管理をした方がメリットは大きいといえるでしょう。