ITによる温度管理について

世の中には温度管理を厳重に行う必要がある商品があります。

例えば、生鮮食料品や冷凍食品の保管に温度管理は欠かせません。以前は保存施設に温度計を設置して温度管理を行っていました。現在はセンサーによる管理が主流になっています。厨房の冷蔵設備やショーケースにデジタル型の温度計を設置して、リモートで監視します。HACCPによる食品の安全管理が必要になってきているので、温度管理は重要です。温度計から送信されてきたデータを管理者がパソコンで確認します。必要条件を満たしていないデータがあった場合は警告が出るようになっています。

管理者はアラームが出た設備を特定して、現場に是正措置を指示できます。また、クラウド型の温度管理システムも登場しています。初期費用ゼロ円、月額利用料のみといったサービスもあります。クラウド型の管理システムのメリットは保守・運用管理費用を抑えられることです。アプリケーションのバージョンアップや通信設備の保守はサービス提供会社が行います。また、24時365日監視可能なので、異常をすぐに検知できます。

帳票自動作成機能付きのものであれば、温度変化を自動で記録して、帳票出力します。対象施設に取り付けるセンサーも設定不要になっているものが多く出てきています。取りつけて、親機の電源をオンにすれば測定開始といったものまであります。ITによる管理体制は人間の負担を減らすとともに作業ミスによる事故発生も防ぐことができます。

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